この記事はセキセイインコを飼っている私の経験から、「セキセイインコを保温する理由は?飼育に適した温度を紹介」というテーマで紹介する体験ブログです。
セキセイインコを保温する理由がいまいちわからない人、セキセイインコの飼育に適した温度を知りたい人は是非ご覧ください。
セキセイインコを保温する理由は?
セキセイインコを保温する理由は次の2つです。
【インコを保温する理由】
- セキセイインコの飼育に適した温度に合わせるため
- 病気や体調不良から回復するサポートのため
ひとつずつ詳しく紹介していきます。
セキセイインコの飼育に適した温度に合わせるため
セキセイインコはもともとオーストラリアが原産国であり、南米などの鳥と比較すると寒暖差には強いほうと言われています。
とはいえ、オーストラリアの気温は15~30℃くらいなので、日本の冬や朝晩の冷え込みはセキセイインコにとって少しつらいです。
よって、セキセイインコが快適に暮らせるように保温して飼育に適した温度に合わせてあげる必要があります。
適温はセキセイインコの健康状態や年齢によって変わりますので、状況に合わせて温度を調節してあげるようにしましょう。
※飼育に適した温度についてはこの記事の後半でご説明します。
病気や体調不良から回復するサポートのため
セキセイインコが病気や体調不良のときは、保温して暖めてあげることがとくに重要です。
セキセイインコを含めて鳥類は、空を飛ぶというかなり負荷の高い運動を日常的におこなう必要があり、外敵に襲われたときに瞬発的に飛び立てるように約42℃と非常に高い体温を保っています。
この体温を維持するためにこまめにエサを食べて体内でエネルギーに変換していますが、特に体調不良のときなどに消化不良で食欲がおちるとエサを食べてエネルギーを作ることが鳥にとって大きな負荷になります。
エサが食べられないと高い体温を維持することが難しく、膨羽をしたり少しでも熱を逃がさないようにします。
このような状態のときに、体温を高く保つサポートをするために保温して暖めてあげることが重要なのです。
保温してあげることで体温を維持することに体力をあまり割かなくてもよくなるので、インコ自身は病気の回復に専念できます。
インコがいつもよりふっくらと膨らんでいて元気がない様子だったら、すぐに気付いて保温してあげられるように、日頃からインコの様子をこまめに見ておくようにしましょう。
※インコが膨らんでいることやその他病気のサインについては、以下の記事にまとめています。
セキセイインコの飼育に適した温度
セキセイインコの飼育に適した温度は、年齢や健康状態や季節によって変わります。
ここでは一般的に言われている適温を紹介しますが、羽を広げて暑がっていたり膨らんで寒そうにしていたら、その都度こまめに調節してあげる必要があります。
必ずしもこの温度にしておけば良いというわけではないのでご注意ください。
1歳未満(雛)
セキセイインコが1歳未満のときは25~30℃が適温です。
まだ成鳥になっていない雛の段階では、とても体が弱いので温度管理も慎重におこなう必要があります。
1歳~6歳(成鳥)
セキセイインコが1歳~6歳のときは20~28℃が適温です。
繁殖適齢期の成鳥はケージの温度を高く保ちすぎると発情するリスクが高まります。
病気のとき以外の健康なときであれば、多少の温度変化には耐えられるよう過保護にしすぎないこともポイントです。
ケージ内でも日本の四季を感じられるように、20~28℃の間で季節ごとに温度を変えてあげるのが良いでしょう。
7歳以上(老鳥)
セキセイインコが7歳以上のときは25~30℃が適温です。
老鳥になった段階では、体力がおちてきているので暖かめの温度に設定してあげましょう。
病気のとき
セキセイインコが病気のときには28~31℃が適温です。
高い体温が維持できるように、周りの温度をなるべく高くしてサポートしてあげましょう。
ただし、32℃以上に設定すると熱中症を起こすリスクが高まるため、自宅で保温する場合は高くても31℃までにするなど注意が必要用です。
病気の鳥は体温調節がうまくできないので、寒くて膨らんでいたと思ったら突然暑がったりすることがあります。
鳥の看護は保温が基本とは言われていますが、変化に気付いてあげられるようこまめに様子を確認するようにしましょう。
保温の方法を詳しく知りたい人へ
セキセイインコを保温する方法については、以下の記事にまとめています。
おすすめの保温グッズや設置方法を紹介しているので、詳しく知りたい人は参考として是非ご覧ください。
まとめ
セキセイインコを保温する理由や飼育に適した温度の紹介、いかがでしたでしょうか。
セキセイインコが健康で長生きするためには、状況に合わせて適切な温度に設定してあげることが重要です。
適切な温度管理ですくすくと育つように大切なインコを見守ってあげましょう。
それでは今回はこの辺で。
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