この記事は一級管工事施工管理技士を初年度で一発合格した私が、「一級管工事管理技師の実地試験対策」について解説する体験ブログです。
一級管工事施工管理技士の受験を考えている人、建設業資格を取得したいと考えている人は是非ご覧ください。
実地試験の具体的な勉強方法はこれ
実地試験の具体的な勉強方法は以下の3つです。
【実地試験の具体的な勉強方法】
- 経験記述の文章を用意する
- 記述問題は参考書を使う
- セミナーを受講する(必須ではない)
ひとつずつ詳しく紹介していきます。
経験記述の文章を用意する
実地試験の経験記述の対策は、各テーマに関してあらかじめ用意しておいた文章を暗記するだけでOKです。
実地試験の経験記述は、「施工計画、安全管理、品質管理、工程管理」の4つの中からひとつだけ出題されます。
どのテーマが出題されても対応できるよう、自分が担当した工事に関して4つすべての文章をあらかじめ作っておきましょう。
近年では特に工程管理、品質管理、安全管理が出題される傾向にあるので、この3つを重点的に対策しておくと良いでしょう。
記述問題は参考書を使う
勉強方法はこの参考書を使うのがオススメです。
実地試験の「施工全般」の記述問題は空調調和設備、給排水・衛生設備、施工共通の3つの範囲から3問出題されその中から1問必須、のこり2問のうち1問選択の計2問を解答します。
「工程管理・法規」の記述問題は工程管理からは1問、法規からは建設業法、労働安全衛生法等から各1問の計2問が出題され1問選択して解答します。
この参考書ではこれらの中からよく出題される問題を例題として挙げて説明してくれているので、この参考書だけマスターすれば合格ラインに乗ることができます。
経験記述対策のポイントもよくまとめられているので、経験記述の文章を用意するときに参考にするのも良いでしょう。
数ある参考書の中ではサイズがコンパクトなので、持ち運びに便利なのも魅力のひとつです。
セミナーを受講する(必須ではない)
セミナーの受講費用を会社が出してくれる人は、積極的にセミナーを受講することをオススメします。
セミナーでは経験記述の書き方のコツや、よく出題される問題の対策を詳しく説明してもらえます。
ただ、セミナーは受講費用が高いので、個人負担となる場合は必ずしも受ける必要はないです。
上で紹介した2つの勉強方法をしっかりやれば必ず合格ラインに乗れると断言します。
この勉強方法が効果的な理由
上記でご説明した勉強方法が効果的な理由は以下のとおりです。
【実地試験の具体的な勉強方法】
- 解答必須の経験記述を確実にクリアできる
- すきま時間で気軽に勉強できる
- 過去に出題された重要な箇所だけ勉強できる
ひとつずつ詳しく解説していきます。
解答必須の経験記述を確実にクリアできる
実地試験において経験記述は必須問題です。
しかし、経験記述は採点ポイントをしっかり押さえた文章を用意して暗記しておけば、確実に解答できる問題です。
経験記述は配点が高いと言われているため、経験記述をしっかり解答することで合格率がグンと上がります。
上で紹介した参考書に書かれた注意点、又はセミナーで解説された注意点に気を付けつつ、丁寧に文章を作成しましょう。
文章は一度作ってしまえば暗記するだけなので、最初の文章作成は大変ですが頑張りましょう。
すきま時間で気軽に勉強できる
この勉強方法では参考書と経験記述の文章メモだけあれば勉強可能です。
私は上で紹介した参考書に経験記述の文章メモをはさんで常に持ち歩き、電車移動や待ち時間など、ちょっとしたすきま時間にこまめに勉強していました。
また、「脳は繰り返し入ってくる情報を覚える」という特性があるため、短時間でもこまめに経験記述の文章を読んだり、参考書に目を通すことで驚くほどぐんぐん覚えることができます。
もとはというと、この脳の特性は人類が遥か昔に危険を回避するために作り出した特性らしく、繰り返し脳に入ってくることを脳が必要と判断して優先的に覚えてくれます。
この脳の特性をうまく利用することで、すきま時間を使ってこまめに目を通すことで自分でも驚くほど理解が深まるのです。
過去に出題された重要な箇所だけ勉強できる
このページで紹介した参考書の良いところは、実際に出題された問題を使って解説してくれているところです。
他の記事にも書きましたが、限られた時間で効率的に合格ラインに乗るには、出題されない範囲はなるべく避けてよく出題される範囲の勉強に時間を使うことが何より大切です。
忙しく働きながら資格に挑戦しているからこそ、出題されるポイントに力を入れて効率的に勉強を進めることに大きなメリットがあります。
特にセミナーではこの効果がかなり期待でき、過去の傾向から出題される問題を予測して答え方まで重点的に解説してくれます。
前項でも書いた通り、セミナー費用を会社が負担してくれる場合などは、積極的にセミナーを受講したほうがよいでしょう。
まとめ
一級管工事施工管理技士の実地試験の具体的な勉強方法について、いかがでしたでしょうか。
私はこの勉強方法で無理なく一発合格をすることができました。施工管理の資格試験を受ける人は現場で忙しく働いている人であり、試験勉強の時間をしっかり確保するのが難しいこともあるでしょう。是非、この勉強方法ですきま時間を使って最短ルートで合格を掴み取ってください。
建設業は世界の生活基盤を支えるとても大切な仕事であり、これからもずっと必要な仕事でしょう。その現場を支える施工管理の仕事をするあなたがこの資格を取得して更なるステップアップをされることを心から願っております。
それでは今回はこの辺で。
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