うちで飼ってるセキセイインコが膨らんでじっとしてるんだけど、どうしたんだろう…?
それは病気のサインかもしれません!
下痢や眠そうな様子も危険です!
病気のサイン!?
どう対処したらいいのか教えて!!
セキセイインコの病気のサインや、その対処方法について解説していきます!
セキセイインコが膨らむのは病気のサイン?
セキセイインコが普段よりふっくらとして膨らんでいたら、それは病気のサインかもしれません。
セキセイインコを含めて鳥類は、空を飛ぶというかなり負荷の高い運動を日常的におこなう必要があるため、瞬発的に動けるように約42℃と非常に高い体温を保っています。
この体温を維持するためにはこまめにエサを食べて体内でエネルギーに変換する必要がありますが、病気や体調不良などの異常が起こったときに、エサを食べて体内でエネルギーに変換するというサイクルが鳥にとって大きな負荷になるのです。
そこで、熱が体外へ逃げるのを防ぐために膨羽といって膨らんだ状態になります。
このように鳥が膨らんでいる場合は、体調不良や何らかの病気のサインである可能性が高いので注意が必要です。
セキセイインコが下痢気味なのは病気のサイン?
セキセイインコのフンが普段より水分が多かったり下痢気味だったら、病気のサインかもしれません。
セキセイインコのフンは他の鳥類と比べて水分が少なくコロコロしていて、べちゃっとしていないのが特徴です。
しかし、あきらかにフンの状態が普段と違う場合、何らかの体調の変化が起こっている証拠のため、なるべく早く病院に連れて行くことをおすすめします。
インコの体調は水分量のほかにフンの色やフンの数にもあらわれますので、以下の症状がないか毎日チェックしましょう。
多尿
多尿はフンの形を保っているが水分が多い状態のことです。
何らかの原因で普段よりも水をたくさん飲んでる可能性があります。
下痢
下痢はフンの形が崩れてドロドロになっている状態のことです。
胃腸炎や内臓疾患などの様々な病気の可能性があります。
フンの色が緑
フンの色が普段よりも緑色の場合、肝臓の疾患や重金属中毒や飢餓状態などの可能性があります。
フンの色が黒
フンの色が普段よりも黒い場合、胃などの消化器官から出血している可能性があります。
フンの色が赤
フンの色が普段よりも赤い場合、肛門付近や総排泄腔などから出血している可能性があります。
赤い食べ物を食べた場合にもフンが赤くなることがあるので、あげた食べ物も覚えておくようにしましょう。
フンの色が白
フンの色が普段よりも白い場合、フンの中に澱粉が大量に含まれており肝臓や膵臓の疾患の可能性があります。
フンの数
フンの数が普段よりも少ない場合は、体調不良により食欲がおちている可能性があります。
小鳥は1日に約50粒ほどフンをすると言われていますが、個体によって数にバラつきがあるので、元気なときのフンの数を把握しておいていち早く変化に気付けるようにしておくようにしましょう。
セキセイインコが眠そうで元気がないのは病気のサイン?
セキセイインコは日中こまめに昼寝をしますが、基本的には外敵に襲われないように片目だけ閉じて脳を半分ずつ休ませます。
しかし、普段よりも元気がなく両目を閉じて寝ている時間が多い場合は、病気のサインかもしれません。
鳥も人間と同じく体調が悪くだるいときには睡眠時間が増えるので、セキセイインコがやたらと眠そうにしているときには要注意です。
これらの対処方法と応急処理について
これらの症状があるときにはどのように対処すればよいのでしょうか。
対処方法と応急処置についておすすめの方法をそれぞれ紹介していきます。
対処方法
セキセイインコは体が小さく体調が悪化するのがとても早いので、少しでも様子がおかしかったら大前提としてすぐに病院に連れていきましょう。
そのためには普段からよく観察して常に状態を把握しておくことで、小さな変化にも気付いて命を救える可能性がぐんと高まります。
応急処置
病院にすぐ連れていけない場合には、体調の悪化が進行しないように家で応急処理をする必要があります。
セキセイインコの応急処置は、とにかく保温をして鳥を暖めることです。
前述しましたが鳥はつねに体温を高く保つ必要があり、それに膨大なエネルギーを使っています。
保温して鳥を暖めることで体温の維持をサポートし、体調を治すことに体力を使わせてあげるようにしましょう。
保温の注意点としては、周りの温度を28~31℃くらいにすることと、鳥を直接暖めるのではなく周りの空気を暖めることです。
インコの保温方法については以下の記事に詳しくまとめていますので、もっと知りたい人は是非ご覧ください。
まとめ
セキセイインコが膨らんだり下痢や眠そうにしている原因や対処方法の紹介、いかがでしたでしょうか。
セキセイインコは群れで生きる動物のため、体調が悪いのを周りに気付かれないように元気なフリをして隠すことがあります。
大切なペットの命を守るために、小さな変化にもすぐに気づいてあげられるよう、普段から注意深く観察して体調を把握しておくようにしましょう。
それでは今回はこの辺で。
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