この記事は一級管工事施工管理技士を初年度で一発合格した私が、「一級管工事施工管理技師の学科試験対策」を解説する体験記ブログです。
一級土管工事施工管理技士の受験を考えている人、建設業資格を取得したいと考えている人は是非ご覧ください。
学科試験の具体的な勉強方法はこれ
一級管工事施工管理技士の学科試験の具体的な勉強方法は以下のとおりです。
【学科試験の具体的な勉強方法】
- 過去問を繰り返し解く
- なぜその解答になるのか理由を調べる
ひとつずつ詳しく紹介していきます。
過去問を繰り返し解く
学科対策の方法ただひとつ、過去7~10年分の過去問を繰り返し解くだけです。
※なぜこの方法が効果的なのかは記事の後半で説明します。
具体的な流れは以下の通りです。
① 過去問を7~10年分印刷する。(7年分でも合格ラインには乗りますが、より確実なのは10年分です)
② 過去問の答案を見ながら過去問の選択肢に赤ペンで○印をつける。
③ 各問題の答えがどれになるのか答えを見ながらひたすら繰り返してパターンを覚える。
④ 赤シートで答えを隠しても全問正解できるようになれば対策完了。
この勉強方法をする際の注意点としては、理解しようとしながらゆっくり解くのではなく、まずは③をテンポよく繰り返して④に素早く到達することです。
よく理解せずに解いても意味がないのでは?と思うかもしれませんが、そこはあまりきにせずにガンガン進めて大丈夫です。(この理由もこのページの後半で説明していきます。)
ちなみに過去問と解答はこちらのサイトから無料でダウンロードできます。
過去問と解答をWeb上で見られるサイトもあるのでこちらのサイトを利用するのも良いでしょう。
なぜその解答になるのか理由を調べる
先に説明した過去問を繰り返し解く方法だけでも、正直、合格ライン乗ることは可能です。しかし、問題文や解答パターンが少し変わった場合にも確実に対応できるようにするには、やはり理由も理解しておくことがベストです。
まずは過去問を繰り返し解いてどのような問題が出るのか、どの答えを選べばよいのかを覚えて最低限の合格ラインに到達してから、答えの解説サイトや参考書で理論を学んで内容を深く理解して合格への安全率を上げていきましょう。
ちなみに私はこの参考書を使って理論を勉強しました。
この勉強方法が効果的な理由
上記でご説明した勉強方法が効果的な理由は以下の4つです。
【この勉強方法が効果的な理由】
- 出題・解答パターンを理解できる
- よく出題される問題がわかる
- 出題される範囲だけ勉強できる
- すきま時間で気軽に勉強できる
ひとつずつ詳しく解説していきます。
出題・解答パターンを理解できる
出題パターンがわからない状態で参考書を使って理論からじっくり勉強するのと、どのような出題パターンでどのように答えれば良いか実戦形式で勉強するのではどちらが効率的かと言うと、答えはもちろん後者ですよね。
理論を全体的に学んだとしても問題がどのように出題されるのか、どのように答えれば良いかがわからない状態では、幅広い範囲を勉強しても時間ばかりかかってしまい遠回りになってしまいます。
過去問を繰り返し解くことで、出題パターンや解答パターンは自然と頭に入ってきますので、実際の試験に限りなく近いかたちで効率的に勉強ができます。
よく出題される問題がわかる
過去問を7~10年分通して見てみると、同じような問題を多く見かけることに気が付くと思います。
つまり、その多く見かける問題こそが一級管工事施工管理技士において重要で外せないポイントということです。
資格試験で重要なポイントは、問題を作る側の立場で見ると必ず出題したいところです。また、実務においても必要な知識であることが多いので、この機会にしっかり覚えるようにしましょう。
出題される範囲だけ勉強できる
過去問を解くこととは「今まで実際に出題された問題だけ解く」ということです。つまり、出題されない範囲の勉強に時間を費やすことを防げるのです。
限られた時間で効率的に合格ラインに乗るには、出題されない範囲はなるべく避けてよく出題される範囲の勉強に時間を使うことが何より大切です。
忙しく働きながら資格に挑戦しているからこそ、出題されるポイントに力を入れて効率的に勉強を進めましょう。
※この資格を取得する意味を考えると本当は幅広い内容を理解することが望ましいですが、ここではあくまで試験対策ということを念頭に置いて説明しています。
すきま時間で気軽に勉強できる
この方法ではとりあえず過去問があれば勉強可能です。つまり、分厚い参考書を持ち歩かなくても良いのです。
過去問数年分であれば折りたたんでポケットに入れておくこともできるので、常に過去問を持ち歩き電車移動や待ち時間など、ちょっとしたすきま時間に勉強することが可能です。
また、この勉強方法は「脳は繰り返し入ってくる情報を覚える」という特性と相性がいいのです。
初めて仕事の打ち合わせに出席したときや、何か新しい趣味を始めたとき、周りの会話が専門的な用語だらけで全くついていけなかったという経験が誰でも一度はあると思いますが、わからないながらも毎日繰り返し聞いていると、いつの間にか意味がわかって話についていけるようになりませんでしたか?
当然ただ聞いていたのではなく、誰かに意味を教わったりしたかもしれませんが、最初はわからない言葉に抵抗があっても、繰り返し脳に入ってくることは脳が必要と判断して優先的に覚えてくれるのです。
この脳の特性を利用して、すきま時間を使ってこまめに過去問を解くことで自分でも驚くほど理解が深まるのです。
まとめ
一級管工事施工管理技士の学科試験の具体的な勉強方法について、いかがでしたでしょうか。
私はこの勉強方法で無理なく一発合格をすることができました。施工管理の資格試験を受ける人は現場で忙しく働いている人であり、試験勉強の時間をしっかり確保するのが難しいこともあるでしょう。是非、この勉強方法ですきま時間を使って最短ルートで合格を掴み取ってください。
建設業は世界の生活基盤を支えるとても大切な仕事であり、これからもずっと必要な仕事でしょう。その現場を支える施工管理の仕事をするあなたがこの資格を取得して更なるステップアップをされることを心から願っております。
それでは今回はこの辺で。
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